共通ルートでは 主人公とヒロイン達の出会い、同盟を結び、互いの抱える
事情を知り、みんなで協力して 1 つの結末を掴み取り、絆を深める。と
言う感じですかね。個別ルートでは ヒロインと主人公に迫る、宿命とも
運命とも呪いとも言える出来事に翻弄されながらも、それに必死にあがいて
立ち向かっていくと言った感じですね。
共通ルートの後、強制のるいの個別ルートから始まり、茜子の個別ルートで
終わる。それまでの間に様々な宿命とも運命とも呪いとも言える出来事の
真実や真相が少しずつ明らかにされていきます。この関係上、どうしても
茜子の個別ルートが話としては、一番盛り上がると思います。逆にるいの
個別ルートは、真実や真相がほとんど明らかにされていません。しかし
だからと言って、盛り上がらなかったり、つまらなかったと言った事はなく
るいの心情や思いを中心に話を進めながらも、緊張感のある展開を作り
必死にあがいて 1 つの結末を掴み取る。私は、これはこれで良かったと
思います。真実や真相を知らなくても、宿命や運命に呪いに翻弄されても
幸せに生きていけると言う事の証明の 1 つですからね。まあ、それに納得
出来ない人には、茜子の個別ルートがありますしね。この個別ルートでは
宿命とも運命とも呪いとも言える出来事の、一連の正体や真実に真相の
大半が明らかになります。やっぱり、今まで謎だった事の大半が明らかに
なっていくとスッキリしますし、更に今まで謎だった登場人物の心情も理解
出来るとより話が面白く感じられますね。そして、エンディング後の展開に
アレを持ってくる辺りは、中々良く考えられていたと思います。だからこそ
いくつかの謎が残ってしまった事が不満点ですね。その辺りまでしっかりと
フォロー出来ていれば、もう一段上の評価でも良かったんですけどね。